2026年2月|導入ガイド
レーザークリーナーの価格相場と導入コスト — 購入・リース・レンタル比較ガイド
レーザクリーナー(レーザー洗浄機)は「高い」というイメージがありますが、ランニングコストの低さを考えると、中長期で従来工法より経済的です。出力別の価格帯、購入・リース・レンタルそれぞれのメリット、ROI試算をまとめました。
レーザークリーナーの価格帯
業務用レーザークリーナーの価格は、出力・発振方式・メーカーによって大きく異なります。以下は国内市場における一般的な価格帯の目安です(2026年2月時点)。
なお、メーカーや代理店によって価格設定は異なります。正確なお見積りは個別にお問い合わせください。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 50W〜100W パルス | 150万〜300万円程度 |
| 200W パルス(MOPA) | 300万〜500万円程度 |
| 500W〜800W CW | 200万〜400万円程度 |
| 1000W パルス | 500万〜800万円程度 |
| 2000W〜3000W CW | 400万〜700万円程度 |
パルスレーザーは同出力のCW(連続発振)に比べて高価ですが、母材を傷つけずに精密な除去ができます。用途に応じた使い分けが重要です。詳しくは基礎知識ページをご参照ください。
価格を左右する要因
レーザークリーナーの価格は単純に「出力の高さ」だけでは決まりません。以下の要因が価格に影響します。
| 要因 | 影響 | 選び方のポイント |
|---|---|---|
| レーザー出力(W) | 出力が高いほど高価 | 用途に応じた必要最低限の出力を選定 |
| 発振方式(パルス/CW) | パルス式のほうが高価 | 精密除去→パルス、広範囲→CW |
| 冷却方式(空冷/水冷) | 水冷は本体が大きく高価 | 100W空冷が最もコンパクト |
| ビーム品質(M²値) | 高品質ほど高価 | 用途が絞れていれば標準品質で十分 |
| 付属品・オプション | 自動化連携は追加費用 | まずは標準構成で導入し段階的に拡張 |
購入・リース・レンタルの比較
レーザークリーナーの導入には「購入」「リース」「レンタル」の3つの方法があります。それぞれの特徴を比較します。
| 項目 | 購入 | リース | レンタル |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 全額(or 分割払い) | なし(月々の支払い) | なし(日額/月額) |
| 月額目安 | — | 5〜15万円/月 | 20〜50万円/月 |
| 契約期間 | — | 3〜7年 | 1日〜数ヶ月 |
| 所有権 | 自社 | リース会社→満了後移転可 | レンタル会社 |
| 補助金適用 | 対象 | 対象(条件あり) | 対象外が多い |
| メンテナンス | 自社負担 | 契約により含む | レンタル会社負担 |
| 会計処理 | 資産計上・減価償却 | 経費計上(リース料) | 経費計上(賃借料) |
| おすすめ場面 | 長期・高頻度使用 | 初期費用を抑えたい | 短期プロジェクト・テスト |
ナガサカ京都では、購入・リース・施工(レーザークリーナーによる作業代行)のすべてに対応しています。詳しくはリース・施工ページをご覧ください。
ランニングコストの実態
レーザークリーナーの最大の経済的メリットは、ランニングコストの低さです。サンドブラストの研磨材やケミカル洗浄の薬品のような消耗品が不要で、主なコストは電気代と保護レンズの交換のみです。
- ✓電気代:1kW機で約35円/時間(1,064nm ファイバーレーザー、電力変換効率約30%)
- ✓保護レンズ:数千円/枚、交換頻度は使用環境により月1〜年数回
- ✓集塵フィルター:年1〜2回交換(集塵機使用時)
- ✓定期点検:年1回程度のメーカー点検を推奨
- ✓研磨材・薬品:不要(サンドブラストやケミカル洗浄との最大の差)
投資回収(ROI)の考え方
レーザークリーナーは初期費用が高いものの、ランニングコストの差で2〜3年で投資回収できるケースが多くあります。以下は、サンドブラストからレーザークリーナーに切り替えた場合の試算例です。
| 項目 | 従来工法(サンドブラスト) | レーザークリーナー |
|---|---|---|
| 初年度 導入費 | 100万円 | 400万円 |
| 年間 消耗品費 | 120万円(研磨材) | 5万円(保護レンズ) |
| 年間 廃棄物処理 | 60万円 | ほぼ0円 |
| 年間 人件費加算 | 50万円(養生・清掃の追加工数) | 0円 |
| 年間 合計ランニング | 230万円 | 5万円 |
| 3年間 トータル | 790万円 | 415万円 |
| 5年間 トータル | 1,250万円 | 425万円 |
上記は一般的な使用条件での試算例です。実際の回収期間は使用頻度・対象物・作業規模によって異なります。個別のROI試算についてはお気軽にお問い合わせください。
補助金を活用した導入
レーザークリーナーは「ものづくり補助金」「事業再構築補助金」などの対象となる場合があります。補助率は最大2/3で、数百万円の導入費を大幅に抑えることが可能です。
補助金の詳しい制度内容・申請の流れ・採択のポイントについては、専用のガイド記事をご用意しています。
まとめ
レーザークリーナーは初期費用こそ高いものの、消耗品不要・廃棄物ゼロ・省人化のランニングコスト優位性により、多くの現場で2〜3年での投資回収が見込めます。リースやレンタルを活用すれば初期費用のハードルを下げることも可能です。
ナガサカ京都では、100W〜2000Wまで5機種のSTNレーザークリーナーを取り扱っており、お客様の用途・予算に合わせた最適な機種と導入方法をご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。
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