STN Laser

2026年6月製品活用

AC100V レーザークリーナーとは — 家庭用電源で使える超小型機

AC100Vのレーザークリーナーなら、三相200Vの電源工事をせず、家庭用コンセントだけで錆取りや焼け取りができます。重量は約10kg。背負って高所や狭所に持ち込めるので、これまで電源や搬入がネックだった現場にもレーザー処理を届けられます。

AC100V対応だと現場は何が変わるのか

AC100V対応で変わるのは、電源工事と搬入の壁が消えることです。三相200Vの動力電源を引かずに家庭用コンセントやポータブル発電機で動かせ、重量は約10kg。背負って高所や狭所に持ち込めるため、電源や搬入で諦めていた屋外現場や既設プラントにもレーザー処理を届けられます。

レーザークリーナーの多くは三相200V電源を前提にしています。導入には動力電源を引く工事が要る。建設現場、既設プラント、屋外作業——どれも200Vをそのまま引き回すのは簡単ではありません。電気工事のコストと工期が、そのまま導入の壁になっていました。

AC100V対応のST-P-100-AIRは、この壁を取り払います。家庭用コンセントやポータブル発電機から給電できるので、電源工事はゼロ。届いたその日から動かせます。仮設の屋外現場でも、電源インフラの限られたリモートサイトでも、レーザー処理を持ち込めるようになります。

さらに約10.5kgのボディを背負える。足場の上、高所、狭い隙間——据置機では物理的に近づけなかった場所にも、レーザー洗浄を届けられます。「電源がない」「重くて運べない」で諦めていた作業が、選択肢に戻ってくる。これがAC100V機の本当の価値です。

ST-P-100-AIRのスペックと特長は

項目仕様
型番ST-P-100-AIR
レーザ出力100W
レーザ種類パルス
電源AC100V(家庭用コンセント)
重量約10.5kg
冷却方式空冷
波長1064nm
形態バックパック型
  • 背負える約10kgボディ。高所・狭所・屋外でも機動的に動ける
  • パルスレーザーで母材を傷めず、酸化膜・錆・塗膜を選んで除去
  • 空冷式で水配管が不要。冷却水のメンテナンスから解放される
  • タッチパネルとトリガーだけの操作。初めてでも迷わない
  • NETIS登録技術(KK-250004-A)。公共工事で加点評価の対象になる

どんな現場で使えるのか

電源が引きにくい屋外や高所、稼働中ラインのそばなど、据置機では入りにくい現場で活きます。建設現場の鉄骨錆取り・ケレン、プラントや工場のスポット洗浄、溶接前処理と溶接後の焼け取り、金型の離型剤・カーボン除去まで、コンセント1つあれば持ち込んで処理できます。

建設現場の鉄骨錆取り・ケレン

屋外でコンセント1つあれば作業を始められます。足場の上にも持ち上げられる軽さなので、高所のケレンも無理がありません。粉塵・騒音が少なく、住宅地に近い現場でも運用しやすい。橋梁・鉄塔・プラントの素地調整に向きます。現場での具体的な進め方は現場での錆取りでも解説しています。

プラント・工場のスポット洗浄

稼働中のラインのそばでも、ピンポイントに洗浄できます。粉塵や薬品が出ないため、周りの設備や製品への影響を抑えられる。パルス式は熱影響が小さく、精密機器や薄板部品の清掃にも向いています。

溶接前処理・溶接後の焼け取り

溶接ビードまわりの酸化膜を、母材を傷めずに落とせます。溶接前の酸化膜除去にも使え、前処理から焼け取りまで1台でこなせる。現場へ持ち込んでその場で処理できるのが効きます。

金型の離型剤・カーボン除去

金型に付いた離型剤やカーボンを、型の表面を傷めずに除去します。手作業の研磨では時間がかかり、磨きすぎれば精度を損なうおそれもある。非接触のレーザーなら、その心配がありません。

三相200V機と何が違うのか

主な違いは電源・重量・出力の3点です。AC100V機は家庭用コンセントで動き電源工事が要らず、約10.5kgで背負って運べる一方、出力は100W級でスポット〜小中面積向き。三相200V機は動力電源の工事が前提で重い反面、200W超の高出力で中〜大面積の連続処理に向きます。現場の電源環境と処理量で切り分けます。

項目ST-P-100-AIR(100V)従来機(200V三相)
電源AC100V(家庭用コンセント)AC200V 三相
電源工事不要必要なことが多い
重量約10.5kg数十〜数百kg
可搬性背負って持ち運べるキャスター・据置が中心
出力100W200〜2000W超
冷却方式空冷空冷・水冷
向いている範囲小〜中面積・スポット処理中〜大面積・連続処理

100Wでこなせる用途なら、ST-P-100-AIRの手軽さが際立ちます。広い面の処理や高速処理が要るなら、ST-P-200-AIR(200W)やST-P-1000-W(1000W)といった出力の高い機種が向きます。出力や形態を含めた全体像は機種の選び方にまとめています。どこで線を引くかは、対象物の状態を見ながらテスト加工で判断するのが確実です。

届いてすぐ使えるのか

AC100V機の強みは、導入のスピードにもあります。電源工事が要らないぶん、立ち上げに時間をかけずに済みます。

  • 開梱して電源を入れ、照射するだけ。準備に時間をかけない
  • 操作はタッチパネルとトリガーのみ。専任オペレーターを置かなくてよい
  • 用途別のパラメータプリセットで、設定の切り替えが速い
  • レーザー安全に関する説明やサポートも受けられる

100Wパルスレーザーは、焼け取り・錆取り・塗膜剥離・金型清掃まで幅広く対応します。どこまでの仕上がりに・どの速度で到達できるかは対象物で変わるため、実際のサンプルでのテスト加工で確認するのが確実です。

よくある質問

AC100Vのレーザークリーナーとは何ですか?

家庭用の100Vコンセントから給電して動く、小型のレーザークリーナー(レーザー洗浄機)です。多くのレーザークリーナーは三相200V電源を前提にしていますが、AC100V機は一般的なコンセントやポータブル発電機から電源を取れるため、電源工事をせずに使えます。屋外現場や電源インフラの限られた場所でも、錆取り・塗膜除去・焼け取りといった処理を持ち込めるのが特長です。

なぜAC100Vだと電源工事が要らないのですか?

三相200V機は専用の動力電源を引く工事が要りますが、AC100V機は事務所や現場にある通常のコンセントでそのまま動きます。つまり電気工事のコストと工期がかからず、届いたその場から運用を始められます。電源確保がネックで導入をためらっていた現場ほど、効果を感じやすい点です。

AC100V・100Wでどこまでの作業ができますか?

薄い錆や酸化膜の除去、溶接前後の焼け取り、ボルト周りや局所のスポット的なケレンなど、小〜中面積の処理に向きます。一方で広い面を一気に高速処理したい場合は、出力の高い機種のほうが効率的です。どこまで対応できるかは対象物の状態によって変わるため、実物でのテスト加工で見極めるのが確実です。

三相200V機とどちらを選べばよいですか?

電源確保が難しい屋外現場、高所・狭所への持ち込み、スポット的な処理が中心なら、可搬性に優れたAC100V機が向きます。工場内で広い面を連続して処理したい、大面積を短時間で仕上げたいといった用途なら、出力の高い200V機が適します。処理量・面積・現場の電源環境で切り分けるのが現実的です。

持ち運びできるレーザークリーナーはありますか?

あります。ST-P-100-AIRは重量約10.5kgのバックパック型で、背負って移動できます。足場の上や橋梁の下面、配管の裏側など、据置機では届きにくい場所にもレーザー処理を持ち込めます。電源さえあれば現場を選ばないのが、可搬型レーザークリーナーの利点です。

まとめ

  • AC100Vだから電源工事なしで即日導入できる
  • 約10.5kgのバックパック型。高所・狭所・屋外も対応
  • パルス式で母材を傷めない精密処理
  • 消耗品は保護レンズ程度。ランニングコストを抑えやすい
  • NETIS登録技術で公共工事の加点対象になる
  • 対応範囲はテスト加工で確認してから判断するのが確実

実物でのデモ加工で、ST-P-100-AIRの仕上がりと処理速度をご確認いただけます。電源や搬入で導入に踏み切れなかった現場こそ、一度お試しください。

関連記事:CW・パルスの違いと選び方レーザークリーナーの選び方ケレン・除錆度(Sa)とはレーザークリーナーとは

まずはお気軽にご相談ください

製品のご質問、デモ・お見積りのご依頼など、お問い合わせをお待ちしております。