NETIS レーザークリーナーとは 公共工事での加点と活用メリット
NETISレーザークリーナーとは、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録されたレーザー表面処理技術のことで、公共工事の総合評価方式の入札で加点評価を受けられる場合があります。橋梁・トンネル・水門の維持補修で、環境負荷を抑えながら高い施工品質をねらえる工法です。加点の仕組みから従来工法との違い、適用分野までを解説します。
NETISとは何か
NETIS(New Technology Information System)は、国土交通省が運営する新技術情報提供システムです。民間企業などが開発した新技術を登録・評価し、公共工事などでの活用を促すための制度です。
登録技術は、工事の品質向上・コスト縮減・工期短縮・安全性向上・環境配慮といった観点から評価されます。登録された技術を公共工事で採用すると、総合評価方式の入札で加点評価を受けられる場合があります。
STNレーザークリーナーは、このNETISに登録された表面処理技術(登録番号 KK-250004-A)です。公共インフラの維持管理で活用が広がっています。
NETIS登録技術はなぜ加点されるのか
NETIS登録技術が加点されるのは、総合評価方式が価格だけでなく技術力も点数化するからです。品質向上やコスト縮減、環境配慮といった効果が制度として評価された技術を工事計画に組み込めば、技術評価点に加点を受けられる場合があります。加点幅は発注機関や工事規模で変わります。
公共工事の総合評価方式では、価格だけでなく技術力も評価されます。NETIS登録技術を工事計画に組み込めば、技術評価点に加点を受けられる可能性があります。
加点評価の流れ
① 入札時に技術提案書でNETIS登録技術の活用を記載 ② 発注者がNETIS登録番号を確認し、技術評価で加点 ③ 施工後の効果検証が蓄積され、技術の信頼性が向上 ④ 活用実績が増えるほど、今後の評価にもプラスに
加点のポイント
NETIS登録技術の加点幅は発注機関や工事規模で変わりますが、一般的に技術評価点の数%〜10%程度が期待できます。競争が激しい入札では、この数%の差が落札の決め手になることも少なくありません。
公共工事でレーザークリーナーが選ばれる理由は
インフラの老朽化が加速する日本では、橋梁・トンネル・水門などの維持補修工事が年々増えています。レーザークリーナーは、こうした公共インフラの維持管理で、従来工法にない利点をいくつも持ちます。
環境負荷の低減
サンドブラストのように大量の研磨材廃棄物が出ず、ケミカル洗浄のような有害化学物質も使いません。廃棄物処理コストの削減と環境保全を同時に進められます。
作業員の安全性向上
粉塵や化学物質への曝露リスクが小さく、作業員の健康被害を抑えられます。保護具を簡素化できるぶん、作業効率も上がります。専用治具と組み合わせれば、現場の安全性をさらに高められます。
高精度な施工品質
パラメータ制御により、母材を傷つけずに塗膜や錆だけを正確に除去できます。仕上がりの均一性が高く、検査基準を安定してクリアしやすい。同じ出力でも仕上がりに差が出る理由は、光源の質と条件出しにあります。
狭隘部への対応
コンパクトな装置と柔軟なファイバー伝送で、大型機材が入らない狭い箇所にも届きます。橋梁の隅角部やトンネル内壁など、従来は手こずっていた部位にも対応します。
従来工法とどう違うのか
公共工事で使われる代表的な工法と、レーザークリーニングを主要な観点で比べます。
| 項目 | レーザー | サンドブラスト | ケミカル洗浄 |
|---|---|---|---|
| 環境負荷 | ◎ 極めて低い | △ 粉塵・廃材 | × 有害廃液 |
| 安全性 | ◎ 非接触 | △ 粉塵曝露 | × 薬品曝露 |
| 精度 | ◎ パラメータ制御 | △ 作業者依存 | ○ 均一性あり |
| 狭隘部対応 | ◎ ファイバー伝送 | × 大型装置必要 | ○ 浸漬可能 |
| NETIS登録 | ◎ 登録済み | ○ 一部登録 | △ 少ない |
| ランニングコスト | ○ 電気代のみ | △ 研磨材継続 | △ 薬液継続 |
※ 評価は一般的な施工条件における比較です。実際の効果は現場条件によって異なります。
どんな公共工事で使えるのか
NETIS登録レーザークリーナーは、次のような公共工事分野で活用されています。
橋梁の塗替え塗装
既存塗膜の除去と素地調整(ケレン)に使えます。とくに鉛含有塗料の除去では、飛散を抑えられる点でレーザー工法が注目されています。隅角部のケレンにも威力を発揮します。
トンネル補修
覆工コンクリートの表面処理や付着物除去に。密閉空間の作業では、粉塵や有害物質を出さないレーザー工法が安全面で優位です。
水門・閘門の維持管理
水中環境に近い箇所での錆除去や塗替え前処理に。従来のサンドブラストでは水質汚染が懸念されますが、レーザー工法ならその心配がありません。
プラント・発電所設備
配管や容器の表面処理、溶接前後のクリーニングに。精密な制御ができるので、設備の寿命を損なわずにメンテナンスを進められます。
橋梁の維持管理での活用は橋梁メンテナンスガイドで、鉛・PCBを含む旧塗膜の安全な剥がし方は有害塗膜の除去で、塗替え前のケレン(素地調整)と除錆度の考え方はケレン・除錆度(Sa)とはで詳しく解説しています。
よくある質問
NETISとは何ですか?
NETIS(New Technology Information System/新技術情報提供システム)は、国土交通省が運営する仕組みです。民間が開発した新技術を登録・評価し、公共工事などでの活用を促します。品質向上・コスト縮減・工期短縮・安全性向上・環境配慮といった観点から評価され、登録技術を採用すると総合評価方式の入札で加点を受けられる場合があります。
レーザークリーナーはNETISに登録されていますか?
STNレーザークリーナーは、NETIS登録技術(登録番号 KK-250004-A)として登録されています。公共インフラの維持管理に関わる工事で、技術評価の加点対象になり得る表面処理技術です。
NETIS登録技術を使うと入札でどのくらい加点されますか?
加点幅は発注機関や工事規模によって異なりますが、一般的に技術評価点の数%〜10%程度が期待できます。競争の激しい入札では、この数%が落札の決め手になることも少なくありません。実際の加点は案件ごとの評価基準で決まります。
公共工事でレーザーケレンを使うメリットは何ですか?
環境負荷の低減、作業員の安全性向上、高精度な施工品質、狭隘部への対応の4点が中心です。研磨材や薬液を使わず、母材を傷めずに塗膜や錆を除去できるため、橋梁・トンネル・水門といった維持補修工事で従来工法にない利点を発揮します。
サンドブラストやケミカル洗浄と何が違いますか?
サンドブラストは研磨材の飛散・回収・廃棄、ケミカル洗浄は有害廃液の処理が必要ですが、レーザーは電気だけで動き、母材も削りません。狭隘部にはファイバー伝送で届き、パラメータ制御で仕上がりも安定します。一括で浸漬処理したい場面など従来工法に分がある場合もあるため、現場条件で選び分けます。
まとめ — NETIS活用で競争力を高める
NETIS登録レーザークリーナーは、公共工事の入札で加点評価を得られる可能性のある表面処理技術です。環境負荷の低減、作業安全性の向上、高精度な施工品質という3つの強みは、年々厳しくなる公共工事の要求基準に応えます。
インフラ維持管理の需要が高まるなか、NETIS登録技術の導入は競争力強化の鍵になります。STNレーザークリーナーで、公共工事の受注力を高めませんか。
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